ボウエンアイランドの山の中で道無き道をゆき山頂を目指す

ボウエンアイランドの山の中で道無き道をゆき山頂を目指す

ボウエン・アイランドの山の中で道無き道をゆき山頂を目指す

ウエストバンクーバーのホースシューベイからフェリーでたった20分で行ける日帰り観光スポット、ボウエン・アイランド。ハイキングやトレッキングが楽しめる自然豊かな小さな島。

知り合いの知り合い(カナダ人)が、この島に何度もトレッキングに行っているので、行くときにはガイドするよ〜と言ってくれたらしい。

トレッキングに行きたいと伝えると「他の人があまり行かないようなルートで、景色のいいところがあるからそこに行こう」と言ってくれた。

カナダ人がこっそり教える穴場スポット☆…ってなんて面白そうなんだろう!というわけで語学学校の友人数人と一緒に行くことにした。

メンバーは私と語学学校の友人2人。そしてガイドを買って出てくれた知り合いの知り合い、ビル。ビルは日加センターという留学サポート業者で英語の先生のボランティアをしながら日本語を勉強している。

キラーニー・レイク(Killarney Lake)を目指す

はじめの目的地はキラーニー・レイク。入り口から遊歩道を40分ほど歩くと到着する。


うおおおおぉぉぉ!!綺麗いいぃぃ!!!
たった40分歩くだけでこんなに綺麗な湖に出会える!

ちょうど12時になったので湖のほとりで各自持参したサンドイッチや果物でお昼ご飯。これから結構歩くらしいのでしっかり食べておこう。


湖で小石の水切り方法を教えてくれるビル。「体を低くして水平に、手首のスナップを利かせて…」と詳しく説明してくれる。教えてくれるだけあってビルは上手く、石が水面を3〜4回ホップしていた。

マウントガードナー(Mount Gardner)のトレッキングルートを歩く

ここから『イーグルアイロック』を目指す。

ビルが言うイーグルアイロックはマウントガードナーのノースサミットにあるとても見晴らしのいい場所らしい。山頂に登れば360度視界が開けるのでバンクーバーや周辺の島が一望できるという。

ビルは何度もそこに行ったことがあり、ボウエン・アイランドで一番オススメの景色だよ!と太鼓判を押していた。

山頂へ行く道が見つからない

トレッキングルーは結構急斜面で、時々足を取られつつもそこそこ順調に歩いていた。分かれ道でどっちに行くか悩んだり、ちょっと行ったり来たりしつつ、1時間半ほど歩きそろそろ山頂に近づいたかなという頃、ビルから不穏な一言が。

「今どこにいるのか分からない」

…!(◎_◎;)

マジか!何度も来てたんじゃないのか!?

心の中で叫びつつ、訳を聞くと

前回来たのは4年前で、その時と道が変わってしまっている。新しいルートができているし、前回通った道も様子が違っていて山頂に登るルートが見当たらない」

…(◎_◎)Oh

確かにね、ここに来るまでにも分かれ道で迷ったり、違う道歩いて引き返したりとかしたもんね。

とりあえず前回山頂へ登るルートがあった付近で地図を見ながらああだこうだとやっていたら同じように道に迷ったカップルに遭遇。

彼らも上へ登るルートを見つけきれずにこの辺りをぐるぐるとさまよっていたらしい。ビルが言うには「この近くに入り口があったことは確かなんだが、入り口が消えてしまっている」と。

そうこうしていると、道の脇にピンク色っぽいリボンが枝にくくりつけられた木を見つけた。ただ、このリボンが『道案内の目印』なのか『進入禁止』のサインなのかが分からない。そしてリボンのついた木の周りに道らしきものがない。

とりあえずビルが木の向こう側の山を少し登ってみて道があるかどうかを見てみることになった。

どう見ても獣道すらないような山の中をずんずん進むビルの後ろ姿を見ながら、友人と「山頂は諦めるか…帰りのフェリーの時間も心配だし」という話をしていたら、

「誰かいる!!」

登った先でビルが他の登山者に出会ったらしい。

「オレンジの目印を目安に登って来て!」

見知らぬ登山者が言っているのを聞いて一同道無き道を進み出した。『オレンジの目印』が見つからないので、とりあえずビルを目指して歩く。

ビルと見知らぬ登山者(救世主!)と合流して、山頂までの行き方を教えてもらう。

木に『オレンジの目印』があるからそれを追いかけて行くと山頂に行けるそうだ。『黄色の目印』があったらそっちには行かないように、と。

ちなみにこの『オレンジの目印』、木に打ち付けられた2cm角程の目印なのだが、…小さい。正直すごく小さい。色は目立つけど小さいのでよく見ないと探せないし、時々見失う。

とは言え目印が見つかったことと、先に山頂にたどり着いた人が目の前にいることから俄然元気が出て来た。山頂、行けそう。

道無き道をゆく


目印はあるけど完全に獣道じゃないか、これ。人があまり通らないルートなので道は消失してしまったのだろうか。自然は厳しい。

もっと気軽なトレッキングルートを考えていたので完全に想定外だ。


木の幹に打ち付けられている『オレンジの目印』小さいってば!!


枝の陰に隠れてちらっとしか見えない目印。このあたりになると完全に自力で道を切り拓く気分。一人だったら絶対に先に進まない

友人と一緒に「目印発見!」とか「あっちの方が道っぽい」とか言いながら道を探す。時々行く先を見失いながらも、どうにか道らしきものを見つけて進んで行く。

山頂に向かっているので上を見上げれば開けた空が見える。空を見ながら(上に向かってるんだから大丈夫、いつか山頂に着くはずだ)と自分に言い聞かせる。

岩場に到着!

先に行っていた友人が「あったーー!」と叫んだ。追いかけて行くとふっと視界が開けて岩場が現れた。

やったーーーー!!着いたーーー!!!

目の前にはバンクーバーアイランドやその他の小さな島が見える。遠くに見えているのはアメリカらしい。アメリカ…そうか、隣だもんね。見えてもおかしくないか。

しかしここはまだビルの言う『イーグルロック』では無い。さらに登れば完全に360度視界が開けたほんとうの山頂『イーグルロック』にたどり着くらしい。

ただ、ここまででかなり道に迷ったことと、帰りのフェリーを考えれば時間が厳しいので今回は泣く泣く断念することとした。

帰り道は急な下り坂がつづく

帰りは降りるだけだ!と思ったけど、ここまで登って来た道のりを考えるとあまり楽観視できない。獣道同然のルートを掻き分けながら進んで来たので帰りも道を見失う危険性があるし、足元も滑りやすい。

砂や砂利の多い急な下り坂は思いがけないところで滑る。滑らないように足元を注意深く見ながら降りて行くので登りより緊張する。びくびくしながら慎重に降りたのに、結局3回ほど滑って尻餅をつく羽目になった。

ヘロヘロになって下山

一日中山を歩き回ったし、道を見失ったストレスもあって山を降りてフェリー乗り場に近づく頃にはヘロヘロだった。

友人が「この辺りに可愛いおみやげ屋さんがあるから、見たかったらどうぞ〜」と言ってくれるが、正直そんな余力がない。休みたい。

ある意味自然を満喫した一日だったし、このあと行ったレストランで飲んだビールはめちゃめちゃ美味かった


※翌日は筋肉痛で動けませんでした。

では今回はこの辺で。
(°ω°)ノシ

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