マルタではイースターの時期には町中にキリスト受難の人形が飾られる

マルタではイースターの時期には町中にキリスト受難の人形が飾られる

マルタではイースターの時期には町中にキリスト受難の人形が飾られる

キリスト受難の場面を再現した人形


近所の教会向かいの建物では最後の晩餐の様子を再現していた。


奥にはキリスト受難に纏わるっぽい品々。

羊、ぶどう、茨の冠、ローマ兵のヘルメットなどなど。

でっかいサイコロがあるんだけど、何だこれ?と思って調べてみたら結構長くなったので後述します。

大きな教会に行くと等身大の人形が飾られている


マルタでこの顔の浮かび上がった布のシーン良く見かける。聖ベロニカのヴェール


キリスト磔刑の場面。

立っている二人は聖母マリアと弟子ヨハネ。足元にいるのはマグダラのマリアかな?

マルタのキリスト像はリアルにカラーリングされているので生々しい…。肌は土気色だし膝の骨見えてたりするし血まみれだし。

キリスト受難に纏わる品々 Arma Christi

サイコロがキリストと何の関係があるんだろうと気になって調べてみたら、色々とキーワードになりそうな小物が出てきた。

Arma Christi (“Weapons of Christ”)もしくは the Instruments of the PassionWikipediaに記事があった。日本語版は見つからなかった。

とりあえず主なものは、

1. キリストが磔刑にされた十字架
2. 王を自称するキリストを嘲笑うために彼の頭に載せられた茨の冠
3. 兵士たちに鞭で打たれた際、キリストが縛り付けられた
4. キリストが柱に縛り付けられた際に兵士たちが振るった
5. キリストが水を求めたときに与えられた、酢に浸した海綿
6. キリストの死を確認するために脇腹に刺された
7. キリストの腕と脚を十字架に打ち付けた3本の釘
8. 聖ヴェロニカが十字架を背負って運ぶキリストの顔を拭ったヴェール

他にも

・「ユダヤ人の王ナザレのイエス」を意味するラテン語略「INRI」の刻印。王を自称するキリストを嘲笑するために十字架の先端に釘で打ち付けられたもの
・聖ペテロがキリストに付き従うものの一人であることを否定した時にときを告げた雄鶏
・キリストを十字架に釘付けするために使った金槌
・ポンティウス・ピラトが手を洗った水を満たした水差し。彼がキリストの試練とはもはや関わりたくないという事を意味する
・聖ペテロが大司祭の召使いであるマルクスの耳を切り落とした剣。
・受難の前、棕櫚の主日にキリストがロバに乗ってエルサレムに入城する際、群衆の一人が振った勝利の棕櫚の葉
・最期の晩餐でワインを聖別するために使われた聖杯
・キリストが十字架から降ろされる時に使われた釘抜き
・キリストへの裏切りに対してイスカリオテのユダに与えられた銀30枚の入った袋
・夜、庭でキリストが逮捕された時に一人の兵士が持っていた提灯
・キリストが纏っていた長衣。兵士たちが自分のものにしようとキリストから剥ぎ取った
・その長衣を誰のものにするか決めるために兵士たちが投げたサイコロ
・密告されたキリストが庭にいる時、逮捕しようとやってきた男たちの一人が掲げていた松明
・王を自称するキリストを嘲笑するために、杓に似せて手に持たせた葦の茎
・聖ペテロが件で切り落としたマルクスの耳
・釘付けされて孔のあいたキリストの手

などなど。

サイコロはローマ兵士がキリストから剥ぎ取った衣を賭けてゲームをした時に使ったらしい。


イースターの前に調べておけば人形とか飾りを見ながらもっと楽しめたのにな〜、と終わってから後悔。

では今回はこの辺で。
(°ω°)ノシ

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