ロンドンで発音矯正プライベートレッスンを受けてみた

ロンドンで発音矯正プライベートレッスンを受けてみた

ロンドンで発音矯正プライベートレッスンを受けてみた

発音レッスンを受けてみようと思ったきっかけ

レッスンを受けようと決めたきっかけはボランティアとして働いていた施設の職員や利用者との会話である。

自分の言ったことが伝わらない

施設のメンテナンススタッフに、私が間借りしている部屋がひどい雨漏りなので見てほしい、という内容を一生懸命説明した時だった。
頷きながら話を聞いてくれていた彼がにこやかに言った。
「君の言ってることは全く分からないよ」
私は説明を諦め、彼の手を引いて雨漏りの場所まで連れて行った。
彼によると『room(部屋)』も『leak(漏れる)』も発音が悪すぎて何と言っているのか分からなかったそうだ。

またある日には、前日ウィンザー城に観光に行ってきたという話をスタッフにしていた。
しかし『キャッスル(城)』と何度言い直しても通じない。
何となく英語っぽい発音になるように「きゃっすぅー」だの「きぁっそー」だの言い直してみても全く通じなかった。
最終的に「王様とか女王様が住むでっかい家!」と説明したら伝わった。
スタッフが教えてくれたcastleの発音は私には「けぁそぅ」に聞こえた。

相手の言ったことが聞き取れない

レジデント(施設利用者)との会話では相手の単語が聞き取れなかった。
あいぷらんを持ってきて」と聞こえたのだがあいぷらんが何なのか分からなかった。
あいぷらんって何?と聞いてみても「向こうの棚に入っているから持ってきて」と言われる。
何のことか分からず聞き返すが「あいぷらんあいぷらんよ、知ってるでしょ?」と言われる。段々とエアプレイン(飛行機)にすら聞こえてきた。
レジデントもイライラしてしまい、結局他のスタッフがあいぷらんを持ってきてくれた。
apron(エプロン)』だった。

 

自分の言ったことが伝わらない、相手の言いたいことも受け取れない。
この経験が私に真面目に英語の発音に取り組ませるきっかけになった。

mixBで発音に特化した個人レッスンを見つける

日本ではみんな「発音なんて大事じゃないよ、大切なのは伝わることだよ!」とか言っていたので、これまでまともに発音を勉強したことは無かった。
しかし『発音が悪すぎて話が伝わらない』という現実を突きつけられた。

日本にいる外国人や語学学校の先生は日本語訛りの英語に慣れているから聞き取ってくれていたのだ。
私のいた町はロンドンでも田舎の方だったので日本語訛りの英語を喋る人はほとんどいなかった。
私の発音はとても聞きづらいらしく、何度も聞き返された。

これは結構なダメージだった。
毎日の些細な会話のたびに「えっ?何て言ってるの?」と聞き返されるのだ。

しかし前向きに考えれば、折角英語の本場に居るのだから発音を学ぶまたとないチャンスだ。

しかし自力ではどこをどう修正すれば正しい発音になるのか分からない。
そもそも正しい発音が分からない。
誰か先生を見つけようと思った。

ここで利用したのがmixBというイギリス在住日本人のコミュニティサイトだ。
個人的に英語のレッスンをしている人が生徒募集のお知らせを出しているので、ここで先生を探し出した。

レッスンの内容

先生はロンドン中心部で発音矯正を専門で教えているという日本人女性だった。
1回1時間30〜40ポンド、全部で10回くらいのレッスンだった。
先生が作ったテキストを使って全ての母音子音の発音をチェックして、出来ていないものを矯正していくというのが基本的な流れだ。

結果から言うと私の発音は母音は全滅だった。
子音もlとrの区別とか、thとか出来ていないものは多数あったのだが、母音はほとんど全て正しくない発音だった。

それらを矯正するために先生の向かいに座り、口の形をマネして同じ音が出るように何度も練習する。
顎が外れるくらいに大きく口を開けたり、ヒョットコの様に大げさに口をすぼめて突き出したりしないと正しい音にはならなかった。
アイウエオを言うのがこんなに大変だとは思わなかった。
そして今までいかに適当に発音していたかを思い知らされた。

ちなみに普通のイギリス人はこんなに大口を開けて話してはいない。
大人はそれほど大きく口を動かさなくても正しい発音が出来るようになっているからだ。
子供はまだ練習中なので、大きく口を開けて一生懸命話している。

私の発音練習も三歳児が喋るイメージだ。
わざとらしい位に大きく口を開けて練習した。

発音できない音は聞こえない、聞こえない音は発音できない。

発音の練習をしながら先生が言ったセリフだ。
発音できない音は聞き取れないし、聞き取れない音は発音できない。
だから発音とリスニングは同時に勉強しないといけない
実際、発音できなかった音が言える様になるとその音は聞き取れる様になる。
それまでグチャっと聞こえていたよく分からない音が、きちんと輪郭を持った一つの音として聞こえてくるようになるのだ。

発音矯正レッスンは『伝わる英語』への近道になる

レッスンの感想を一言で言うと受けて良かった
発音以外にも英語のリズム強弱アクセントなども教えてもらった。
先生の言った通りリスニングの強化にもなった。
何度も言い直したり聞き直したりしなくていいので会話がスムーズになった。

日本では軽視されがちな発音だが、『伝わる英語』への近道だと思った。
発音の勉強そのものも面白かった。

ちなみに私がこのレッスンを受けたのは2013年だ。
念のためmixBを覗いてみたが、同じ先生のレッスンは見つからなかった。
ただ、発音を教えてくれる先生はいるようだったので興味がある人は探してみてほしい。

 

では今回はこの辺で
(°ω°)ノシ

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