赤十字インターンちょっと困ったお客さん③【壊れた車椅子を寄付したいから取りに来いと言う女性】

赤十字インターンちょっと困ったお客さん③【壊れた車椅子を寄付したいから取りに来いと言う女性】

赤十字インターンちょっと困ったお客さん③【壊れた車椅子を寄付したいから取りに来いと言う女性】

 
医療器具貸し出しをしている事務所では、同時に寄付も受け付けている
 
寄付は現金の事もあるが、使わなくなった車椅子や松葉杖を寄付してくれる人も多い。うちの事務所だけでも毎日4〜6個の医療器具の寄付を受け取っている。
 
この寄付された医療器具はメンテナンスされて貸し出しサービスの在庫になるので、寄付がないと貸し出しサービスも成り立たなくなってしまう。
 
なので寄付は大歓迎なのだが…。
 

 
ある日事務所に車椅子を寄付したいという女性からの電話があった。しかし自宅まで取りに来て欲しいというのだ。
 
配達や受取りのサービスは人手が足りないのでやっていないし、事務所でメンテナンススタッフが車椅子の状態を確認して、受け取れるかどうかチェックしないといけないので持ってきてください、と説明すると、「この車椅子、ちょっと壊れてるのよね」と。
 
どんな具合の壊れ方ですかと尋ねてみると、「ブレーキが壊れて、ハンドルが取れているし、あと色々…けど使えるなら寄付したいから取りに来て」と。
 
…あ〜、結構壊れちゃってるな〜、これは受け取っても部品行き(一部が使えるときには部品として受け取る事もある)かな〜と思いつつ「受取りサービスはやっていないのですが配達サービスを別に手配する事もできますよ。有料ですが」と説明した。
 
すると「あら!じゃあいいわ、ゴミに出すから!」と言って電話を切られた。
 
電話を切られた直後は(あぁ、またうまく説明できなかった…)と凹んだが、ジワジワと(いや、粗大ゴミ捨て場代わりに使われようとしてなかった?)という疑問が湧いて来た。
 
カナダでの粗大ゴミの処理方法は、自分でゴミ捨て場に持って行くか、有料の回収サービスを利用することが一般的らしい。市によっては清掃局が無料で回収サービスを行っているところもあるらしいが。
 
粗大ゴミ処理について詳しいことは分からないが、明らかに壊れた車椅子を無料で引き取りに来いと言われ、挙句にできないならゴミに出すからいいわ!と電話を切られたのでモヤモヤした
 
寄付は不用品処分じゃない使えるものを寄付しなければ利用価値はない
 
ここでは寄付された物を在庫として無料貸し出しサービスを運営しているわけだから、正直言って使えるものを寄付してくれないと役に立たない。
 
人の善意に文句をつけるなと言われるかもしれないが、不用品処分代わりに寄付されても困る。それに壊れたものをただで引き取ってもらって良い事した気分になろうって魂胆は頂けない…。
 

 
たまにこんな人もいるけれど、ほとんどの人は使える物を寄付してくれるのでありがたく受け取っている。
 
何より寄付された物品だけで在庫が確保できて事業が成り立つくらいみんなが寄付してくれているということは凄い事だと思う。
 
では今回はこの辺で。
(°ω°)ノシ

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