カナダ赤十字プログラムでの医療器具貸し出しの流れ

カナダ赤十字プログラムでの医療器具貸し出しの流れ

カナダ赤十字プログラムでの医療器具貸し出しの流れ

 
一番ベーシックな流れだと思われる方法で貸し出しの流れを見てみたい。実際には電話予約とか、規格外の要望とかあったりして、この通りには進まないことが多いが、基本的な流れとして見てほしい。

患者が referral form をもらう

 
この貸し出しプログラムに必ず必要なのが『referral form(紹介状)』
 
これが無いと医療器具を貸し出すことができないので、まず患者は医療機関からこれをもらってくる。
 
referralを作成できるのはOT※1PT※2、または担当医師。彼らが患者に必要なものは何か判断し、必要なものを貸し出すための紹介状を作成する。
 
※1 OT:Occupational Therapist(作業療法士)
※2 PT:PhysioTherapist(理学療法士)

referral form を持って受付に来る

 
患者や家族などはreferral form(紹介状)を持って赤十字のオフィスにやってくる。そのreferral formに従って医療器具の貸し出しを行うのがボランティアの仕事になる。
 
何が必要なのか何を貸し出すのかは、このreferralに書かれている情報に従わないといけないので、窓口で患者や家族が「これじゃなくて別のものを貸してほしい」と言っても対応できない

患者の基本情報をコンピューターに入力する

 
氏名、住所、生年月日、身長、体重、担当医などなど…基本情報をコンピューターに入力する。入力項目が多いので初回貸出の患者では結構時間がかかる
 
ここで貸出番号が発行されるので、以降はこの番号で検索できるようになる。

器具を貸し出す

 
貸出器具にも番号があるので、それを患者の貸出し履歴に入力して貸し出しする。コンピューター入力が終わって現物を手渡せば貸し出し完了
 
器具の貸し出しに関して配達サービスはやっていないので、受け取りは患者や家族が直接赤十字オフィスに来るか、もしくは委託された業者が受取・配達を行うこともできる。

貸し出し期間は最長6ヶ月

 
寄付されたものを無償で貸し出すシステムなので、みんなでシェアして利用するのが基本理念になる。そのため、最長6ヶ月の短期貸出サービスになる。
 
それ以上使いたい人には、別の長期貸出プログラムを利用するか、または購入するかをお勧めしている。

返却する

 
返却は、赤十字オフィスに器具を返却すればOK。貸し出しの時ほど時間はかからない。コンピューターでの返却処理が必要だが、名前か器具番号を入力すれば良いだけなので大して手間はかからない。

一番モメるのはreferral form

 
referralの内容と違うものを借りたがったり、そもそもreferralの存在を知らずに手ぶらで来る人もいる。いずれにしてもどの器具が必要で適切なのかという器具の決定権は医療の専門家にしか無いので、ここで勝手に貸出することはできない。なんだかんだとゴネる患者を「ですよね〜」とか言って受け流していくしかない。
 
こんな感じで貸出業務は進んでいく。
 
では今回はこの辺で。
(°ω°)ノシ
 

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