【マルタ留学】行き当たりばったりでシチリア島に出かけて盛大に失敗した話
マルタに長期留学するなら必ず一度は行くであろうシチリア島。
マルタから飛行機で50分。
早めに航空券を抑えれば往復40〜50ユーロ程度で行けるので、気分はほぼ国内旅行。
東京〜大阪の移動みたいなもんですよ。
そんな感じで気軽に考えてすぎた結果、色々なトラブルに見舞われました_:(´ཀ`」 ∠):_
完全に準備不足な自分のせいなんだけどね。
航空券はスクショではダメでした
まず飛行機に乗る前に軽いトラブル。
ちゃんとした航空券を準備していなかったのが原因。
ライアンエアというLCCを使い、事前オンラインチェックインをしたけれど航空券をプリントアウトする暇がなかった。
なので携帯の航空券バーコード画面をスクリーンショットで保存しておいた。
手荷物検査場はそれで通過できたけれど、搭乗直前のチェックで「スクリーンショットじゃなくて、オリジナルの航空券を見せてください」と言われてしまった。
…うん、まあ、そうですよね。
念のためにメールに航空券PDFを送っていたのでとりあえず事無きを得たけれど、ちょっと焦った。
携帯が繋がらない!
なんとなく国内旅行気分だったので、現地に着いてから色々調べてみたらいいだろうと思い、そもそも地図すらチェックしていなかった。
滞在先の町の名前とホテルの名前・連絡先は控えていたけれど、それ以外は全くノーチェック。
空港に着いたらWiFi拾って調べたらいいよね〜と考えていた。
しかし!!
なぜか空港WiFiに繋がらない!!!
ボーダフォンマルタはヨーロッパでも使えると聞いていたのに携帯電波も通じない!!!!
\(^o^)/オワタ
いや、ホントに。
完全にお手上げ状態。
…どうしよう!!???????
空港から市街地までの移動手段が分からない
現地空港で調べればいいやと思っていたので空港から町までの移動手段が分からない\(^o^)/
目的地はシラクーサという町。
空港からは直通バスが出ているということだけは調べていたけれど、どこからどのバスに乗ればいいのかまでは覚えていない。
とりあえず空港の案内板にバスの表示があった。
しかしRegional BusとCIty Busがある。
どっちか分からない。
両方行ってみたけれど、City Busがそもそも見つからなかったので結果的にRegional Bus一択。
チケットボックス発見。
シラクーサに行くバスは一番右側のInterbusらしい。
片道5.7ユーロ。こんな感じのペラいレシートを渡される。
これがチケットで、車内で一応バーコードをチェックされるので捨てないように。
とりあえずバスに乗れたので一安心。
これでホテルの近くまではたどり着ける。
バスを降りたら完全に迷子
Google mapって携帯電波通じなくてもGPSで表示してくれるんじゃなかったっけ?とか期待したけれど
こんな感じで解像度の荒い地図しか表示されない。
大雑把にどの辺りにいるのかは把握できるけれど細かい道やホテルは全く表示されない。
バスが終点に到着したので降りたけど、降りた時点で完全に迷子。
美しい街並みだけど楽しむ余裕はほとんどない。
ここどこ????
カフェに入ってどうにかWiFiをゲット
街中でフリーWiFiは飛んでいなかったので、カフェか何処かでFiWiを使わせてもらおう。
とりあえず見つけたカフェに入りカプチーノを注文。
WiFiが使えるかどうか聞いてみたら「WiFiって何??」と返ってきた。
携帯を見せながら「電話!インターネット!!」とか言ったら分かってくれた。
店内にあるモデムを指さしているので、自分でIDとパスワードを確認して繋げろってことらしい。
ちなみに英語はあまり通じないっぽい。
無事ネットに接続してホテルの場所を確認。
ホテルのオーナーから「着いた?」「今何処?」「何時くらいに着くか教えて?」といったショートメールが来ていた。
現在地をメッセージで送り、ここからホテルまでどれくらいかかるのか聞いてみたら「20分くらい」ということだった。
それくらいなら問題なく歩いていける。
GoogleMapが使い物にならないので地図をスクリーンショットで保存してから歩き出した。
ホテルが見つからない
ホテルは友人がオススメしてくれたところで、「観光地の中心にある大きな教会の目の前」ということだけ覚えていた。
うろ覚えが過ぎる。
これが目印になる教会、シラクーサのドゥオーモ。
泊まる予定のB&Bを地図で探すと教会がある広場から伸びる細い道の奥にあることになっている。
道の奥は行き止まり…(´⊙ω⊙`)
…ホテルどこー。
何度地図で確認してもこの行き止まりの路地がホテルの場所になっている。
近くのレストランで道を聞いてみてもやっぱりこの路地で合っている。
うそーーーー、ホテル無いじゃない!!
とパニックになりかけたところで道端でたむろしていたお兄さんたちが「B&B探してるなら一番右のドアだよ」と教えてくれた。
よく見てみると一番右端に焦茶色の少し開いたドアが見える。
ここか!
一人では全く気づけなかったよ!!
ちなみに友人お勧めのこの宿は【B&B Domus Gaetani】
本当にオルティージャ島の観光地ど真ん中にあるし、オーナー夫妻は親切でフレンドリーだし、値段もお手頃価格。
またシラクーサに行くことがあればまた利用したい。
電源プラグの形が違ったよ!!
ホテルにたどり着いてWiFiも使えるようになったし、さて一休みして出かけるかな〜、その前に携帯充電しとくか〜ってところで。
やってしまったよ…orz
マルタのアパートにあるコンセントはイギリスに習ってBFタイプ、左側の三つ足プラグ。
一方、シチリアはヨーロッパで一般的な丸穴二つのC/SEタイプ。
今回「飛行機で1時間だから国内旅行と一緒だよね〜」とか考えて海外だということを完全に失念していた。
飛行機に乗ってバスに乗って歩き回って迷子になりつつも写真撮ったりしていたのでバッテリー残量は20%。
受付にいたオーナーもさっき出かけてしまったので借りることもできない。
この時金曜の夜7時…。
普通の電気屋や雑貨屋は絶対に閉まっている時間帯。
でも観光地だしハイシーズンだしお土産屋さんはまだ空いている。
日本だったらコンビニで購入できるようなものがお土産屋さんに置いてあることもあるので、とりあえず行ってみよう。
そうしてお土産屋さんで手に入れたのがこちら。
店内では見つからなかったのでレジのおじさんに携帯電話とUSBコードを見せながら身振り手振りで充電プラグが欲しいことを訴えた。
おじさん片言の英語はわかるっぽい。
はじめは携帯バッテリーを出してきたので、「いや、もっと小さいやつ!壁に刺すこの部分だけでいいの!」ってパタパタ手を動かしていたら引き出しの奥から小さなピンク色のプラグを取り出してくれた。
そう!それ!!
USBポート付き2つ穴用プラグ!!
持っていたUSBコードがきちんと接続されることを確認してから購入。4ユーロ。
うおおぉぉぉ助かったーーーーー!!
携帯が繋がらなくて迷子になった事と、携帯の充電が切れそうになってめっちゃ焦った事で、日々の生活を携帯に依存してるんだと痛感。
町を彷徨っている間に帽子を紛失
翌朝、帽子をなくしたことに気がついた。
7月のシチリアは気温30度近く、この日は見事な晴天。
そして観光する予定なのはネアポリス考古学公園。
野外の遺跡で日陰が少ない。
帽子なしでウロウロしてたら絶対に熱中症になる…。
なんでこのタイミングで帽子失くしちゃうかな〜(TωT)
自分の迂闊さを呪うしかない。
幸いお土産屋さんには安い帽子が山のように売られていた。
なんのロゴもない真っ白い帽子があったので購入。
以前の帽子は冬に購入してほぼ毎日のように使い倒していたから、買い替えにはちょうどいい時期だったかも。
日曜は空港に行くバスが一日3便しかないかも?!
翌日飛行機でマルタに帰るのでシラクーサから空港に行くバスの時間をオーナーに確認してみた。
「日曜日のバスは9時と16時と19時しかないよ。日曜日は休みの日だからね」
…!(◎_◎;)
ちなみに私の飛行機は14時30分。
マジですか!?
朝9時に空港行って午後までずーっと待たないといけないですか?!
バスの時刻表を見せてもらったが、やはり日曜のバスは3本しかない。
おぉふ…。
嘘だろマジかよどうしようと困った顔をしていたら、オーナーがバス会社に電話して他の時間のバスがないかどうかを確認してくれた。
「午前中は9時、11時、13時にバスが出るって!」と嬉しい報告が。
11時のバスに乗れば空港に12時半ごろ着くはずなので丁度良い時間帯。
いやー!よかったーー!!
※Interbusの時刻表はこちらから確認できます。
バス停の場所もオーナーに教えてもらったので、明日はちょっと早めにバス停に行けばいいね。
町から空港に行くバス停が行方不明??!
そして最終日。
バス停…のはずだけど。
チケットボックスに人は居ないし、バスを待っているお客さんもいない。
え…?
バス停ここだよね??
そして何やら張り紙が…。
「7月10日からバス停はCorso Umberto(The Villasの近く)に移動しました。チケットオフィスはThe Erminio Barの中です」
おおおおおおおおいいいい!!!
何処だよ!!Corso Umberto!!!!
思い起こせば初日にバスを降りたのは駅近くの公園だった。
あそこなら駅から歩いて10分程度なので十分間に合うはず!
公園に行くとバス待ちの旅行者を発見!!
バス停らしき表示は何も出ていないけど、初日にバスを降りた場所がここなので多分大丈夫!
そしてチケットを売っているバーも発見!!
日曜だからバー閉まってるよ。・°°・(>_<)・°°・。!!
もーーーーー!!!!
バス停(仮)に引き返し、バス待ちの人に「チケット何処で買えますか?」と聞いてみたら「バスで運転手から買える」と。
うおおお、よかったーー。
青色のInterbusがカタニア空港行き。
他の長距離バスもこのバス停から出発するので、乗る前に運転手に行き先を確認する方が良い。
最後の駄目押し、空港バス停を乗り過ごしたよ??!!
空港バスに乗ったので後は空港でちょっと時間を潰して飛行機に乗れば家に帰れる〜とホッとしていた。
気が抜けすぎていたのか、
何故か空港バス停で降り損ねるという大ポカをやらかしてしまった。
寝過ごしたわけではない。
起きていたし、空港に着いたことも分かっていた。
ただ、空港バス停前に表示されていた航空会社のサインの中に自分が乗る航空会社が書かれていなかったので
「きっとここはターミナル1で、次のバス停がターミナル2なんだろう。私の飛行機はそこから出るんだろう」
と思い込んでしまった。
そのままバスに乗っているとバスは空港を離れ高速道路のような道に入っていった。
ここで気がついた。
地方の小さな空港にバス停が二つも三つもあるわけないじゃないか!!
慌てて運転席近くに行き「エアポート!??」と聞いてみたが「さっきのバス停だよ!これからこのバスはカタニア中心地に行くよ」と。
うそおおおおおぉぉぉ!!
積んだ?!
ここまで来て飛行機乗り損ねるかもしれない事態??!
次で降りてタクシー拾うか?そもそもタクシーいるか??
どうしよう:(;゙゚’ω゚’):
文字通り床に崩れ落ちていたら乗客の一人が「このままこのバスに乗っていたら大丈夫。町に行ったら空港に戻るから」と教えてくれた。
ただ問題は時間なんですよ!
すぐに折り返してくれたら間に合うけど1時間とか間が空くと完全に間に合わない。
しかしどうすることもできないので大人しく座席に戻り、バクバクいってる心臓の音を聞きながら泣きそうになった。
そしてたどり着いたカタニアバスターミナル。
バスの運転手さんに手招きされ一番前の座席に座らされる。
乗客が全部降りたところで次の人たちが乗り込んできた。
ってことは、結構すぐ出発してくれる?
ドキドキしながら座っていたら10分ほどでバスは出発した。
そのまま空港に折り返し、改めて空港に到着したのは1時くらい。
30分程度のタイムロスで済んだ。
飛行機の時間は2時30分なので、1時間半は時間がある。
よかった…。
ほんっとーーーーーーに良かった!!!!
思いつく限りの失敗をしでかしたような気がする今回の週末旅行。
しかも携帯が使えなかった理由は単純に「ローミングをオフにしていたから」という凡ミス。
次の旅行ではきちんと下調べをしてから行こうと心に誓った。
では今回はこの辺で。
(°ω°)ノシ
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