【マルタ留学】スリーマからバレッタへの通学事情【バスとフェリー】
私の通う学校はバレッタにあり、アパートはスリーマにある。
スリーマとバレッタを繋ぐ公共交通機関としてはバスとフェリーがある。
この4ヶ月間、バスを使ったりフェリーを使ったりして、各々のメリット・デメリットが分かってきたのでまとめてみた。
バスでスリーマからバレッタへ
バレッタに向かうバス乗り場はFerry4。
このバス停に止まるバス(13、13A、14、15、16)ならどれに乗ってもバレッタに行ける。
マルタのバスの難点は「満員になるとバス停を素通りしていく」こと。
バスが満員なったらバス停でどれだけ人が待っていようと、通勤・通学に必要な時間帯だろうと、情け容赦なくバス停で待つ人々を見捨てていく。
スピードを緩めることすらしない。
このバス停も始発ではないので、朝の混雑時には2〜3台バスを見送ることが結構頻繁にあるので、バス利用時には20〜30分ほど時間に余裕を見ておかないといけない。
あと、「時刻表通りには来ない」
道は狭いし車は多いしで、街中の道路は常に渋滞しているような状態。
時刻表は全く信用できないので、バス停に行って一番先に来たバスに乗るのが手っ取り早い。
公式バスアプリであと何分でバスが来るかチェックできるようになっているけれど、このアプリもほとんどアテにならない。
正直なんのために時刻表があるのかというレベルだけど、渋滞のない夜間は割と時間どおり(10分遅れくらい)でバスが来る印象。
メリットとしては、バレッタ側のバスターミナルはバレッタ中心街のすぐ近くにあるので、バスに乗れさえすればその後は楽チン。
バスのメリット
・バレッタ中心地にバス停がある
・学校まで近い
・乗り過ごしても次が来る
バスのデメリット
・時間通りに来ない
・朝はかなり混む
・満員になるとバス停を素通りされる
・渋滞だとスリーマ〜バレッタが1時間かかる
バス料金は冬は1.5ユーロ、夏は2ユーロ
夏は6月半ば〜10月半ば。
この時期は観光&留学のハイシーズンになるので、バスだけでなくアパートや語学学校の授業料も割高になる。
プリペイド式のTallinjaカードを使えばもっとお得にバスを利用できる。
2019年は特にお得な制度が施行されているので、3ヶ月以上留学する人は是非学生カードを手に入れよう。
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バスマップはこちらから。
フェリーでスリーマからバレッタへ
フェリー乗り場は、バス停Ferry4のすぐ近くにある。
フェリーの一番のメリットは時刻表どおりに運行されること。
あと早いし、空いているので座れること。
朝の渋滞時には1時間かかるスリーマ〜バレッタ間を7〜8分で行き来できる。
ただし30分に1本しかないのと、風が強いとすぐ運休するのが欠点。
とくに風に関しては「え?この程度の風で運休するの??」っていうくらい風に弱い。
風の強い日に無理に運行させると、翌日「水が入っちゃったからメンテナンスのため運休します」って言ってた。
船なのに水に弱いんだ(^ω^;)
風の強さそのものより、風によって起こされる波が高いと運休すると思っている。
個人的に目安にしているのは「白い波頭があったら運休」
冬場は風が強い日が多いので毎週1日は運休になっていた気がする。
あと、バレッタ側のフェリー乗り場は中心街から少し離れている。
バレッタ中心街は高台にありフェリー乗り場は低い海辺にあるので、フェリー乗り場から学校まで10分ほど坂道を登らないといけないのがちょっと面倒くさい。
フェリーのメリット
・時間通りに来る
・フェリーに乗ってる時間は7〜8分
・空いてる
フェリーのデメリット
・中心街&学校までは10分ほど坂を登らないといけない
・30分に1本しかない
・風が強いと運休する
※フェリーの運行状況はこちらからチェックできる。
フェリー料金は1.5ユーロ
30分毎に運行されていて、バスと違いほぼ時間通りに出発する。
運賃は片道1.5ユーロなのでバスと同じ。
学生証を見せると1ユーロにしてくれる。
毎日の通学にフェリーを使うつもりならウィークリーパスを買った方がお得。
このペラいレシートがウィークリーパス。
10ユーロで1週間フェリー乗り放題。
ただ、丁寧に扱わないと1週間経たないうちにボロボロになる。
ハイシーズン(6〜8月)はフェリーがオススメな理由
私がマルタに来たのは2月だったので、その時期は観光客も学生も少なく、バスはそんなに混んでいなかったのでバス通学で問題なかった。
4月ごろから徐々にバスが混み出してきた。
マルタのバスは満員になると、バス停にどれだけ人が待っていようと無情にも通り過ぎていく。
4月後半になると、朝スリーマフェリーのバス停で待っていたら3〜4台のバスを見送る羽目になっていた。
そのためスリーマフェリーのいくつか手前のバス停から乗るようにしていたが、5月になるとそこでも満員バスを見送るようになった。
しかも道路渋滞も酷くなり、8時のバスに乗ってもバレッタに到着するのが9時を超えるようになった。
毎朝満員バスで(しかも運転が荒い)1時間以上ガタガタ揺られているのが苦痛になっていった。
そんなわけで5月からはフェリーを使って通学するようになった。
風が強いと運休してしまうので朝ウェブサイトで運行状況を確認しないといけないけれど、フェリーが動いていればバス通学よりも早いし快適。
10分の上り坂もちょっとした朝のウォーキング程度で、慣れればそんなに疲れない。
観光客でバスがごった返す夏の間はフェリーを使う方が快適だし、バスが時間通りに来なかったり満員のために素通りされたりで遅刻することを心配せずに済む。
ちなみに冬になると風が強い日が多くなるのでフェリーが頻繁に欠航するようになる。こうなるとバス通学が確実になる。
バスもフェリーも一長一短あるので、各々の特徴を踏まえてうまく使い分けると、より快適な留学ライフを送ることができるようになると思う。
では今回はこの辺で。
(°ω°)ノシ
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